いかめかぶの読書とアイドルと日常

読書とかももクロちゃんとかについて書きます

アイドルとファンの究極のカタチ『代々木無限大記念日』

ももいろクローバーZの15周年ライブ『代々木無限大記念日』。

そこにはアイドルとファンの究極のカタチを見ることができました。

 

結成記念日である5月17日とその前日の16日にライブは行われました。

こちらのライブで声出しが解禁となりました。コロナ禍でライブがウェブ配信のみになったり、会場に行けても声出しは禁止だったりして、ももクロちゃんのライブで声出しができるライブは約3年ぶりです。

私は16日のライブに参加しました。

座席はアリーナの向かって右のしおりん&れにちゃん側。

開演40分前に着いたけど、どきどきそわそわして何もできず、スマホ・腕時計を早々にCHUMSリュックにしまい、ただただステージをモニターを凝視していました。

すぐ横のレーンをスタッフさんを乗せたトロッコが通ります。「もしあれがももクロちゃんだったら」と思うと私の気持ちはますます高まっていきました。

そんな中、「笑顔が一番!」と大きな声が聞こえました。それに合わせ「れにちゃん!」と叫ぶ会場のモノノフさん。

コロナ前のライブでは開演前にコール合戦が行われていました。「ああ、戻ってきたんだ」と、早くも私の涙腺は刺激されました。

その後、かっこいい渋谷区長の登場の後に影ナレ。そしてとうとうモニターに表れたオープニングVTR。かっこいいももクロちゃんの姿が映し出されます。

でも私はこの後にくるOvertureが楽しみで楽しみで気が急いて目が滑ると言うか内容が入ってきませんでした。

 

そして始まるOverture。

涙があとからあとから溢れてきて、「あーあーよっしゃももクロ!」はほとんど涙声でした。

れに!かなこ!しおり!あーりん!い!く!ぜ!ももいろクローバー!!!!

これを言いたくてここに来たんだ!と思い強く叫び切りました。

最後の「ゼーット!」の声にステージを見ますが、ももクロちゃんの姿はありません。

前の人が後ろを振り向いたのを見て、私も振り向くと、センターステージにももクロちゃんは凛として立っていました。

夏菜子ちゃーーーーん!!!!」

思わず叫んでいました。ずっとずっと待ち望んでいた瞬間。ももクロちゃんたちに私の声が届くのです!!涙も止まりません!!

泣きながら叫ぶモノノフの声をももクロちゃんたちは不敵な表情で受け止めます。

どのくらい叫んだのでしょう、声が鳴り止まぬまま、音楽が聞こえてきました。

行くぜっ!怪盗少女

聞きたい、コールしたいと強く願っていた曲の1つでした。

途中の夏菜子ちゃんの海老反りジャンプが有名ですが、最近はトロッコだったり、年越しだったりと海老反りジャンプが披露されることはありませんでした。

今日はどうなるんだろう…と思っていると、夏菜子ちゃんが助走を始めます。「ううっ」と嗚咽が漏れてしまったのですが、それは私だけではありませんでした。

そんな中、夏菜子ちゃんが跳びました。すごく綺麗でこれは夢なんじゃないかと思いました。

どんな思いで今日跳ぼうと思ってくれたんだろうと考えると心のなかでありがとうが止まりませんでした。

その後もダンシングタンク♡、ピンキージョーンズとコール多めの曲が続き、いつの間にか涙は乾き、コールやダンスに夢中になり、「楽しい!!!!」が続きました。

そしてライブはクライマックスを迎え、クローバーとダイヤモンド。

途中の「ありがとう!」はそこまでのコールや涙でとても声がかすれながら大声で叫びました。

スターダストセレナーデ。走れ。ももクロちゃんと絶対に歌いたいと思っていた2曲です。「3年ぶりの歌声聞かせてーーーーー!!」の声に涙を流しつつも、叫んでいるのか歌っているのか分からないような気がしてきましたが、精一杯ももクロちゃんに届くよう声を張り上げました。

 

アンコール後、モニターにメンバーが映されます。「ももクロからの手紙」のナレーションに「5475文字の手紙のかわりに」という歌詞のある曲「いちごいちえ」かと思いました。

しかし、その後に表示されたのは「作詞 ももいろクローバーZ」の文字。聞いたことのないピアノのメロディー。

15周年ライブのための新曲で、ももクロちゃんからのプレゼントなんだと頭で理解できているような出来ていないような、私の許容範囲を超えたのだと思います。

様々な歌詞が刺さります。すべてを引用したいくらい、どの言葉にも愛が溢れています。

15周年をお祝いしに来たのに、

ありがとうって言いに来たのに、

その何倍もの愛をももクロちゃんは返してくれました。

続く『いちごいちえ』。MV通りに途中で音楽が止まり、ありったけの声でももクロちゃんへのありがとうをみんなの名前を呼びました。

次が最後くらいかな、なんだろうなと思っていたところへ聞こえて来たメロディーに耳を疑いました。

『あの空へ向かって』

特別な曲だから結成日の17日にとっておいて、16日は聞けないと思っていたのです。

もう今日は声をここに置いて帰ろうくらいの気持ちでコールをしました。

“世界のももクロ No.1!!”

みんなのコールも大きいです。ももクロちゃんが新曲『ヒカリミチ』や『いちごいちえ』これまでの曲でくれた愛を返すのに精一杯です。

 

みんなの挨拶では「幸せです」という言葉が聞けました。

こちらこそすごく楽しく、かつ、感動できるものすごいエンターテインメントを体験できて、

ももクロちゃんの15周年をこのような最高の形で祝うことができて、

ありがとうって言いに来たのに想像を上回るすごいやり方で返してくれて、

とてもとても幸せな時間でした。

 

めったに泣かない夏菜子ちゃん。しおりちゃんの挨拶の途中で涙が込み上げてきたようで、こちらに背中を向けました。

その小さく震える肩にここまで来るのに言えないいろいろな事があって、でもそれを乗り越えて、その重みが15年で…、と思ったら

本当に本当に15年ももクロちゃんももクロちゃんであり続けてくれたことへの感謝の気持ちがいっぱいになりました。

 

こんなにもアイドルとファンがお互いに感謝しあい、奇跡のような時間を過ごせて、でも感動だけじゃなくて、ノリよく楽しめる時間もあるっていうライブは他にないと思います。

アイドルとファンの絆の究極形だと思います。

本当に素敵な唯一無二のライブでした。

 

ももクロちゃんのことが大好きです。

これからもずっとずっと応援し続けます。